オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
昨年チケットをゲットしていた、兵庫県立芸術文化センターでの、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の公演に行って参りました!
きっかけは、週末はサッカーボールを追いかけている人しか観てない状況や、お仕事中は、うるさめの音楽をかけているせいで、たまに反動が起き、上質なクラシック聴きたい~と、近場の兵庫県立芸術文化センターでの公演情報をネットでチェックしていたところ、18年ぶりに来日するという、1879年に作曲家グリーグらによって設立された、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の公演に目がとまりました。
私の好きな楽曲が演奏されることや、37歳の若い新進気鋭のロシア人指揮者ヴァシリー・ペトレンコ氏(イケメン)が主席指揮者になったということ、ピアニストにアリス=紗良・オットさんが出演することが決め手で、この日を心待ちにしておりました。
アリス=紗良・オットさんは、テレビのドキュメンタリーで見たことがあるのですが、ぜひとも生演奏を聴きたいと思っていたので、楽しみにしておりました。
(どーでもいいことですが、私のペンネームが「紗良」なので、恐れ多くも勝手に親近感がわいていたことも事実です。スミマセン…。)
久々の兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールです。
●ニールセン 歌劇「仮面舞踏会」序曲
●グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調
●ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調
ドキドキしながら開演を待ちました。
まず、ニールセンのこの曲は、初めて聴いたのですが、後半部分のリズムがとても印象的で、なかなか素晴らしい曲でした。当然演奏もいいですからね。
なんというか、透き通るような演奏というか…。
やっぱ生演奏はいいですね~。
7~8分で終わり、次の曲へのセッティングに舞台があわただしく動きます。
そしてアリス=紗良・オットさん登場。
うお…なんてキレイな方なんだ…。華がありますね。
演奏前、ピアノの椅子が高すぎたのが、一生懸命下げていた姿が、笑いを誘っておりました。
そんな和やかなムードが、演奏が始まると一気に引き締まり、会場が曲の世界に引き込まれます。
グリーグのピアノ協奏曲イ短調第一楽章は、フィヨルドに注がれる滝を表現したらしいのですが、フィヨルドといえばムンクさん(by大泉洋)を思い出す私は、「水曜どうでしょう」マニアです…。←どーでもいい話…。
流れる音の洪水。ピアノの力強くて繊細で美しい旋律。
アリス=紗良・オットさんの演奏は、とても若々しくて、みずみずしく、心が洗われるようでした。
オーケストラとピアノの音のひとつひとつに意味があるように、音楽が流れていく空間。
癒されますね。
とにかくみなさんすべて演奏が素晴らしい。
とてもクリアで、抒情的で、繊細で、大胆で、ものすごいアルファ波感じて、気持ちよかったです。
指揮者といえば、カラヤン氏と小澤征爾氏と佐渡裕氏しか知らなかったりする私ですが、ペトレンコ氏の指揮は、なんというか、とても正確でタイトで、若々しく、真面目~って感じで、とっても素敵でした。(当然後ろ姿しか見えなかったのですが…)
曲が終わり、拍手喝采の嵐。
アリス=紗良・オットさんのピアノのアンコールは、リストの「ラ・カンパネラ」でした。
いや~、あんな難しい曲、生で聴けて興奮しましたよ。
音が弾けてますね!ステキ♪
20分の休憩。
私は休憩中にオーケストラの人々を観察しておりましたが、席を立つ人、そのままいる人、話しながらお互いの楽器をいじる人、ストレッチする人、演奏しながら席に戻ってくる人、普通にスタスタ戻ってくる人、チューニングの音がだんだん大きくなり、休憩時間が終わりに近いことを感じ、いろいろ楽しかったです。
そして最後の曲、ショスタコーヴィチ交響曲第5番ニ短調です。
第4楽章が特に印象的で、重苦しく、音が胸に迫りくる圧巻の演奏。
壮大で救いの光が差すかのような終盤にむけての迫力に、息もつかないほど引き込まれました。
すごい、すごいよ~!!
鳥肌立ちました。
演奏が終わり、止まない拍手!
そこで真面目なイメージのペトレンコ氏の、お茶目な部分が見えて、微笑ましかったです。
アンコールはショスタコーヴィチのタヒチトロットと、ブラームスのハンガリー舞曲第6番(だったと思います…)。
いや~、行ってよかったです。
大大大満足です!!また行きたい~!!
もう、超感動しました。(ボキャ貧でスミマセン)
高ぶる気持ちで会場を後にし、午後5時からのガンバ戦のテレビ中継を観るため、息せき切らして、帰宅したのでありました。(そのガンバ戦…内容が…酷過ぎ…涙)
余談ですが、今薬指の側副靭帯を伸ばしてしまって、テーピングしているのですが、見知らぬご婦人に声をかけられまして、ピアノの弾き過ぎ?腱鞘炎?私もそれで苦労したのよ~とおっしゃっていただいたのですが、入浴中、洗面器でお湯を汲んだときに痛みがビリっときたとは言えず(マヌケです)、ただの突き指ですと笑ゴマした私でありました。
幼稚園から高校3年生まで、ピアノは習っておりましたが、悲しいかな、ピアノを弾き過ぎたことは、一度たりともありません…。(趣味程度だったので…)
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