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ベジャール・バレエ

ベジャール・バレエ・ローザンヌの大阪公演に2夜行って参りました。
もう心が洗われるというか…素晴らしい舞台でした。

振付家のモーリス・ベジャール氏が昨年11月にお亡くなりになり、バレエ団の存続とか、ダンサーの去就とか、なにかと先行き不安な噂が聞こえ、もしかしたらこれがベジャールバレエ団の日本最後の公演になるかもしれないという、なんともいえない気持ちで、それならば、この舞台を、このダンサーたちの一挙手一投足を、しっかりこの目に焼き付けておこうと、悲壮な気持ちで会場に向かったのでした。

    

ベジャール・バレエとの出会いは、映画「愛と哀しみのボレロ」。
真夜中に見たテレビの映画の試写会の案内で、赤い円卓の上で踊るジョルジュ・ドンの映像が、強烈に私の目に飛び込んできて、絶対にこの映画を見なければ!と、学校帰り、即刻映画館に向かったあの日のことが、鮮明に思い出されます。
それまでは、クラシック・バレエしか見たことがなく、映画とはいえ、こんなバレエがこの世に存在するんだ!と、ガキんちょの私にとっては凄い衝撃でした。
そしてそのジョルジュ・ドンが在籍している、20世紀バレエ団が来日するという情報を得て、チケットをゲットしたのでありました。

その公演「エロス・タナトス」は、若くして交通事故で亡くなった、ベルトラン・ピーというダンサーに捧げられていますが、ベジャールは父やベジャールの後継者をも、交通事故で失っており、彼らに捧げた、ベジャール作品の集大成のような演目。
このバレエ団の特徴でもある、男性を前面に押し出した、力強いバレエの数々に目が釘付けになりました。こんなに男性が主役であるバレエを見たことがなかったので、雷に打たれたかのような衝撃と興奮が、全身を駆け巡っておりました。
中でも私はパトリス・トゥーロンに目が奪われ、そのしなやかな体から奏でられる肉体賛歌に、声が出ないほど感動しました。
感受性豊かな10代の頃に、この素晴らしいバレエに出会えたことが、私の宝物です。

          

そんな思い入れの強いバレエ団の2008年日本公演。
まずは6/17公演の「これが死か」「イーゴリと私たち」「祈りとダンス」「ボレロ」。

もう美しすぎます。ダンサー全てが。
舞台は異空間。夢のような世界。
特にジュリアン王子の醸し出すオーラにすっかりヤられてしまいました…。
ジルは相変わらず、強烈なインパクトがあるし…。
悲しいことに、舞台中央は、前の人のアタマでめちゃ見にくかったが(厚生年金会館のバカ!)、もう、すっかり心に栄養を頂きました。
でも、やはり20世紀時代を知っているので、ダンサーの迫力的には少し物足りないものがあったのも事実で…。
それを考えると、やはりこのままベジャールのバレエ団としての存続は?と思ってしまう。細々とやっていくとは思うけど、なんか、別物のバレエ団になりそうで…。
ベジャールのもとに集まったダンサーたちの去就が本当に気になります。

しかし、しかしですよ~!もう…ジュリアン…ダメよ!あんな美しい姿で、私の心を再び奪っちゃうなんて…。卑怯よ~~(涙)以前よりも、より肉感的なカンジで…(涙)
確かにジュリアン目当てだったけど、こんなにも、まざまざとその美しさを見せつけられるなんて…同じ人間として生まれてきたのに…と、わが身を呪います。
でも本当にジュリアンの肉体は彫刻のように力強く、それでいてしなやかで、艶っぽくて、ポーズのひとつひとつが素晴らしく綺麗で、本当にダンサーとして恵まれた肢体をお持ちで…。華があるよね~。自然と目が追ってしまいますもの。
ジュリアンを見るたびに息切れしておりました。
最後のボレロ、エリザベット・ロスがメロディでよかったわ。だってリズム隊のジュリアンしか見てなかったんだもん♪
途中、エリザベットとジュリアンがかぶってしまった時には、「ロス姉さん、邪魔!」と心の中で叫んじまったもの。(コラコラ)
しかしやはり本家のボレロは素晴らしい。リズム隊のエロいことといったら…。こんなにじっくりリズム隊を見たことがなかったので、もう眩かったです。
特にジュリアンの腰のグラインドに、私のアタマまでグラインドしてしまい、もうクラクラでした。死にそうでした。悶絶してました。

などと、公演を観る前の悲壮な気持ちはすっかり吹き飛んで、乙女のよーな甘酸っぱい気持ちで会場を後にしたのでした。

       
そして大阪最終、6/20「バレエ・フォー・ライフ」
こちらを観るのは2度目で、そのときもすっかりジュリアンに魅了されたのですが、やはり今回も…。あかん、あかんって!もうダメだわ…。ドキがムネムネだわ…。
でも私的には、長髪のジュリアンの方が好みです。だってホントに王子様みたいだったもん。髪伸ばそうよ~。

クイーンの曲に乗って踊られるバレエの数々。
「箱に何人入れるか」といったギネスに挑戦!みたいな私的なツボ部分もあり、そこに赤タイツの兄ちゃんが、素通りするのを見て、「入らへんのかい!」とツッコミ入れたり(そんな見方しちゃダメよん)、本当に楽しかったし、興奮したし。思わず足でリズム取りたくなっちゃいました。
でもこの演目は「生と死」が全体のモチーフ故に、本当に切ないです。
モーツァルトのフリーメーソンのための葬送音楽を踊るジルの重厚感。心にズーンと響く。
スクリーンに映し出されるジョルジュ・ドンを見ると、苦しいほど胸が痛む。
「Show must go on」が流れると、もう最後なんだ、と寂しさで心が一杯になる。
もっともっと長い時間スタンディング・オベーションしたかったです。

もう会場を後にする頃には、抜け殻状態でした。
でもそこはなんとか立て直して、出待ちなんぞを…。
私はファンである人物の半径5メートル以内に近寄れない性質を持っており、こんな私の後押しをしてくださった、周りの方々のおかげで、無事にジュリアンにサインを頂くことができ、もう夢のようです。
そしてお茶した後の帰り際に、偶然にもジュリアンに出くわしてしまい、もう私のハートはナベアツ状態でした。(しかしこの時は半径5メートルを保っていたゾ)

そこで思い出したのが、Jリーグは湘南時代の高田保則選手のこと。
東京出張のついでに、湘南の大神グラウンドに練習を見に行ったとき、ヤスくんに写真を撮らせてもらい、案内して下さった湘南サポさんと、クラブハウスで買い物をして、クラブハウスを出た時、帰路に向かうヤスくんと偶然出くわした、あの日のことを…。

偶然って素晴らしい!(なんのこっちゃ…完全ハイです)

それにしてもジュリアン、その美しさは何度も言うけど卑怯です…。もう、私のアタマはお花畑♪
そのせいで、傘を忘れるという大ボケをかまし、今だにお友達に預かってもらっております。(Naggyさん、ゴメンね~)

そんなこんなで、怒涛のベジャール週間が終わり、一抹の寂しさを覚える私なのでありました。

     

初めてベジャール・バレエに出会ったのと時同じくして、私にはもうひとつの素晴らしい出会いがありました。
それはサッカーのワールドカップです。
サッカーのサの字も知らなかった私にとっては、本当に衝撃的な出会いでした。
サッカーってある種格闘技なんだなぁ、と初めて知ったのでありました。
(イタリアの華麗なサッカーにハマりまくりましたとさ)

しかしまぁ、その頃の好奇心旺盛さに、我ながら感心してしまいます。

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